学校長挨拶
本校は、令和10年に全日制創立100周年、定時制80周年を迎える歴史と伝統のある学校です。
そのはじまりは、昭和3年に創立された新居町立新居実科高等女学校であり、昭和初期の激動の時代に町の発展は人づくりにあるとして誕生しました。
昭和23年には、働きながらも学びたい生徒の情熱に応えるため、夜間定時制課程が設置されました。昭和40年には、紡績や織布など繊維関係の事業所で2交代勤務する女子従業員が多い地域であったことから、2交代制(昼間・夜間)の定時制を併設し、県内初の3つの課程を擁する学校となりました。
全日制課程においては、昭和30年に戦後復興を背景に家庭科が新設され、昭和45年には高度経済成長を背景に工業コースを設置、平成12年には生徒の多様なニーズに応えるため、工業・情報ビジネス・福祉・文理・文化教養(現在は工業・スポーツ・教養・福祉・情報文理)のコース制を導入しました。
こうして、本校は社会や地域の期待に応えるべく、柔軟な変化とチャレンジを繰り返してきました。
また、校訓である「勉学・礼儀・積善」は、創立以来の精神として「われらは勉学を本分とし、礼を重んじ、善を尽くす」を示し、現在でも大切にしています。
教育では、「不易と流行」の大切さを説かれます。本校は、教育の柱である校訓を継承しつつ、時代や地域の変化に対してはしなやかに変化するなど、まさに「不易を流行」を体現してまいりました。
現在、私たちは、先行きが不透明で予測困難な時代を生きています。社会の仕組みや技術が目まぐるしく変化する中、こどもたちが歩む未来には、正解のない問いや新たな課題が次々と待ち受けていることでしょう。
このような時代だからこそ、本校では、入学後に多様な分野に触れてから選択をすることができるコース制を採用し、就職から4年制大学まで多様な進路を実現しています。また、「主体的に課題を見つけ、自ら考え、未来を切り拓いていく力」を育むため、「総合的な探究の時間(Mirai Arai trial)」の充実に取り組んでいます。さらに、DXハイスクールの指定を受け、湖西市や地元企業と協力し次世代モノづくり人材の育成に力を入れています。
学校、家庭、そして地域が一体となり、子どもたちの可能性を最大限に引き出せるよう、教職員一丸となって日々の教育活動に邁進してまいります。今後とも、皆様の変わらぬ御支援と御協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
静岡県立新居高等学校長 佐藤光浩